「さすがに平日昼間だと空いてるなあ」
正彦(まさひこ)は、映画館に入ってすぐに つぶやいた。
彼が見に来た映画は、『男性はレイトショーで見に行くといい!』というレビューが多いものであったが、
男性好みの激しいアクションで暴力シーンも多いため、女性客は少数だった。
正彦は予約した席を探し、やがて見つけると、さっそく座り、パンフレットを広げ始めた。
映画は海外の作品で、日本映画には無い激しいアクションや建物や家具の破壊、さらには爆発などがあり、
物語の最後の方には、主人公の男性と一緒に行動をした女性との甘いラブシーンも・・・
正彦は座り、映画が始まるのを待った。
映画が始まる直前に、正彦の横の席に制服姿の女子高生が座った。
「かなり激しいアクション映画なんだけど、やっぱり女子高生でも、こういうの見るんだな・・・」
やがて映画が始まった。
最初はストーリーや設定の説明も兼ねているので、静かな物だった。
やがて登場人物が戦いの序盤にさしかかる。
「!?」
隣の席の女子高生が、正彦にもたれかかった。
「眠くなった・・・わけじゃないか」
もちろん映画の途中で寝てしまうのは珍しくないのだが。
女子高生に身体を寄せられて悪い気はしない。
それどころか、もっと身体を寄せてくれないかな、なんて事も考える。
やがて映画は激しい音と共に戦闘シーンへとさしかかる。
すると女子高生は、席の間のひじ掛けを上に跳ね上げると、正彦のひざの上に顔を乗せた。
-----おい!俺のひざを枕にするんじゃねえ!
ところが女子高生の頭部は後ろにずらしていき、やがて正彦の股間に乗せられて行く。
-----何するんだ!映画見ろよ!
大胆な女子高生の行動に、正彦は焦った。
しばらくして頭部を上げる女子高生。
すると彼女は正彦のズボンのベルトのバックルを外し始めた。
-----おい、なんだこいつ・・・?
彼女はベルトのバックルを外し、さらにはズボンのボタン、そしてファスナーを下ろし始めた。
「お・・・お嬢さん・・・。俺を誰か他の人と間違えてませんか・・・?」
正間違ってません。確かにあなたは私の隣の席の人です」
「確かにそうだけどさ!」
戸惑う正彦をよそに、女子高生は正彦のファスナーの中に手を入れると、男性のシンボルを取り出した。
-----ただの痴女ならいいけどさ・・・いや、よくないけど!
取り出された男性のシンボルは、女子高生の手でマッサージされ始める。
「あ・・・待って!あとで金品請求されたりしないよね?」
慌てて確認する正彦。
「そんな美人局のような事しないって。じっとしてて」
女子高生はそう言って男性のシンボルを揉み続ける。
揉まれ続けた男性のシンボルは硬くなっていく。
「いい反応だわ。揉み甲斐があるチンチンね」
-----揉み甲斐があるチンチンってなんだよ?!
やがて女子高生は、正彦の男性のシンボルに口を近づけた。
そしてペロペロと舐め始める。
しばらく舐めると、今度は口で頬張り始めた。
男性のシンボルをくわえたまま、口を上下に動かし始める。
-----ふわあっ!?
女子高生は正彦の男性のシンボルをくわえながら上下に口を動かしていたが、やがてくわえたまま口が止まる。
そして、口の中では舌で撫で始めていた。
-----気持ちいい・・・
女子高生は、口の中で男性のシンボルを撫でている舌の動きを止めると、口を上下に動かすのを再開した。
さっきとは違った速いスピードで、くわえている口の動きを上下に動かす。
映画館で突然出くわした女子高生からの『口での男性のシンボルへのご奉仕』。
正彦はすっかり映画を見る事を忘れていた。
だんだん激しくなる正彦のシンボルをくわえている口を上下に動かす速度。そして口の中では舌でも男性のシンボルを撫でている。
そんな『口による激しい男性のシンボルへのご奉仕』で、正彦はふわふわした気分になったが-----
「でっ、出そうだ!口を離してくれ!」
慌てて女子高生の顔を自分の股間から離そうとするが-----
「構わないわ」
「このままだと口の中に発射するぞ!」
「口の中に出してよ」
女子高生は顔を離そうとはしなかった。
そして-----
女子高生の口の中で、ドクン!という音がした。
「だ・・・出しちゃった・・・口の中で」
驚く正彦。
「気持ちよかったでしょ?」
そう言った女子高生の口の端から白い液体がこぼれ始める。
もちろん正彦の白い液だ。
「ああ・・・拭かないとね」
鞄からティッシュとウエットティッシュを取り出す正彦。
それを受け取り女子高生は、口の周りと、口の中を拭き始めた。
再度女子高生が、正彦の男性のシンボルを揉み始める。
「第2ラウンド開始よ」
「だっ、第2ラウンドって・・・!」
しばらく正彦の男性のシンボルを揉むと、再度口にくわえ始めた。
そして激しく口を上下に動かす。
「ふわ・・・っ・・・!」
第2ラウンドも無事に終わり、正直に発射する正彦。
ところが女子高生は第3ラウンドを開始する。
「ま、待ってくれ!さすがに3回目は・・・」
正彦の上の口(?)は、そう言うが、下半身は正直で、女子高生の奉仕に応じてしまう。
そして-----無事に第3ラウンドも発射をしたのだった。
映画も、クライマックスを迎え、バトルも終末を迎えようとしていた。
3発も発射した正彦は、すっかり疲れ果てていた。
そして映画は物語を終え、スタッフロールが流れた。
ぼちぼちと席を立ち映画館を出る者が現れる。
正彦の横に居た女子高生も、このタイミングで映画館を出た。
もちろん正彦のズボンを整えてある。
「ああ疲れたな。映画どころじゃなかった」
またこの映画を見に来ようかなあと正彦は思っていた。
周りの席では、所々に成人男性客が疲れた顔をしていた。
人気映画にはリピーターが出る。
同じ映画を何回も見に行くのだ。
それにより、映画の売り上げや閲覧人数は通常とは違う数字になる。
この映画は、リピーターを作るために、あらかじめたくさんの若い女性を募集して、
映画館で成人男性に映画どころではない事をして映画に集中させないようにして、
再度見に行くように仕向けていたのだ。
また、逆に「あの映画館で、また隣にエッチな女性が座らないかなあ」という期待を持たせるのもある。
そんな仕組みとは知らずに、正彦は後日また同じ映画を同じ映画館に見に行きます。
のちにその映画は、成人男性による「男性はレイトショーで行くといい!1回だけじゃなく何回でも!」という感想が山ほどあふれる事になった。
<終わり>
(前のページに戻る場合はブラウザで戻ってください)