「楽しかった、またお泊りさせてね!」
そう言って琴美は、父親が運転する車に乗って帰って行った。
琴美が帰って1人だけになった光男の部屋は、とても静かなものだった。
「なんか本当に静かだな-----もともとは、こんな部屋なのにな」
部屋の真ん中に座った光男は、しばらくしんみりとしていたが、
「おっと、こうしてはいられないな」
と、立ち上がった。
琴美がお漏らしで濡らしたラグを処分するのだ。
そのラグはそんなに大きくないので、畳んで紐で縛って袋に入れ、
普通ゴミとしてマンションのゴミ捨て場で捨てるのだ。
ゴミ捨て場から戻った光男は、部屋の掃除を始めた。
今日は、軽くザザッとする程度で、明日は念入りの掃除をする。
光男は明日から夏季休暇期間の後半に入る。
そして明後日には、また別の親戚の女の子が泊まりに来る。
彼は周りから安全牌だと思われているため、休暇期間に親戚の子供を預かるのもよくある事だった。
今度泊まりに来るのも、琴美と同じ小学1年生の女の子だ。
-----預かってる期間中に、身体を楽しめたらいいなあ・・・
どうやって警戒心を解こうか、どうスキンシップするか、あれこれ考える。
子供が好きそうなお菓子やアイスクリームを買っておこう、
他に何か買っておく物はあったかな。
「そうだ。ゲームの有料アイテムの買い足しもしないとね」
明日は買い出しに、掃除に、忙しくなりそうだ。
もちろん、女の子を楽しむための下準備として-----
<終わり>
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