「ところで・・・エッチなアルバイトしてみないかい?」
そう言われ、葉月は驚いた。
「ええっ・・・」
「今ちょうど高校の制服着てるし」
「こっ、高校は卒業したのでもう高校生じゃないですが・・・」
「いや、卒業証書見てごらん」
そう言われ、黒い筒から卒業証書を出して確認すると、たしかに日付が『令和△年3月31日』となっていた。
今は3月ではあるが、31日までには少し日数がある。
「ね。今月いっぱいまでは高校生なんだよ」
「だから・・・ね、エッチな動画に出てみないかい?」
「えっ・・・!?・・・うーん・・・」
再度葉月は驚きながらも考えた。
「エロ動画には、高校卒業した女の子をエッチな動画の世界に誘う!というコンセプトの物が結構あるけど、実際は卒業生じゃないのだが・・・」
「まあロリもの動画も本物のロリ(未成年及び子供)じゃなくて童顔の成人女性ですし」
「よくご存知だね」
「ネットには未成年でもエロは見られるし、いくらでも情報がありますから・・・」
「知ってるのなら話は早い。君に、本物の高校卒業生として、エッチ動画に出てもらいたいんだ。もちろん、バイト代も、かなりいいぞ!」
かなりいいバイト代という言葉に揺れる葉月だった。
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