「守ってほしい事、というのは、今回あげたクリスマスアイテムや、
今からあげるパピヨン装備セットでもそうなんだけど、
他の大人には、絶対に言わないで、という事なんだ」
『ダーナ』はそう言ったが、
杏奈は「もちろん、わかってるよ!」と返したのだった。
「子供でもゲームに興味がないって人もいるよね」
「うん」
「親がゲーム好きで有料アイテムを買ってくれるといった恵まれた環境の子供もいるよね」
「うん」
「そういう人にも話しちゃだめだよ」
「うん。そういう人は、私のように有料アイテムが欲しくても手に入らない人の気持ちがわからないから、
大人に告げ口されるかもしれないよね」
「そういう事」
「杏奈ちゃんは、お友達から、今回のアイテムがもらえる方法を聞いたんだよね」
「うん」
「それと同じく、他にもアイテムが欲しいお友達に、今回の方法を紹介したりもする?」
「うん!他にもアイテムが欲しい人がいるの!もちろん、他の人に話したりするような人には教えないよ!」
「うんうん。本当に、教える相手は慎重にしてね。
もし、他の大人に告げ口されたら・・・二度とゲーム自体が出来なくなるかもしれないよ」
『ダーナ』のその話に、杏奈は「そんなのいやだ!」と反射的に言ったのだが、
直後、「もしかして、昔にそんな事があったの?」と聞いたのだった。
「あるよ」と答える『ダーナ』。
「どんな事なの!?教えてほしいよ!ただでさえ、大人の機嫌次第でゲームを取り上げられたりするのに」
杏奈は、さらに聞いたのだった。
「・・・何年か前だったかな。メッセージのやり取りができるゲームがあったんだ。
どこかの女の子が、『大人のユーザーに嫌がらせされた』という通報があって・・・」
「その女の子がゲーム機を取り上げられたの?」
「その女の子だけじゃなく、通報を受けたサービス提供側の会社が、
メッセージのやり取りのゲームのサービスを即座に終了させたんだよ」
「ええっ!?」
「ほとんどの人が、メッセージのやりとりを楽しんでいたのに、その女の子の通報で、みんなの楽しみが奪われたんだよ・・・」
「そんな事があったんだ・・・」
「だから、今回のアイテムのもらう方法を他の人に教える場合、
相手選びを慎重にしないと・・・ゲーム機を取り上げられてしまうどころか、
バタフライ アイランド自体・・・いや、他のゲームもサービス終了されてしまうかもしれないんだよ」
「うん、わかった。他の人に教える場合は、相手選びを慎重にするよ!」
[筆者による追加説明]
話に出てきた「サービス終了したメッセージのやりとりができるゲーム」の件、ご存じの方も多いかもしれませんが、
小説の中での説明は、あくまで悪い事を考える大人目線での話です。筆者の考えではありません。念の為。
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