「それにしても、シャワーの時間かかりすぎじゃない・・・?」
光男はそうつぶやくと、シャワールームに行った。
「琴美ちゃん、何かあったのー?」
光男はそう言ったが、中から返事は無かった。
「こ、琴美ちゃん!ドア開けるよ!」
慌ててシャワールームのドアを開ける。
中には琴美がいるのだが、彼女は泣いていた。
「お漏らし・・・ママに告げ口されちゃう・・・ぶたれちゃう・・・やだよお・・・」

その琴美の様子を見た光男は、
「怯えぶりがすごいな。以前にお漏らしした時に、そうとう怒られたうえに、派手にぶたれたんだろうなあ・・・」

「琴美ちゃん。大丈夫だよ。お漏らしはママに言わないから」
「・・・本当・・・?」
「ああ、本当だよ」

でもね・・・
今日あった事は、誰にも言わないでね。
言ったら琴美ちゃんがお漏らしした事を言わないといけなくなるから。

-----これで確実に口止めできたな・・・

「さあ、泣くのをやめて、シャワーで身体を洗いなよ。あとでアイスクリーム食べよう」
その光男の言葉に琴美は「うん!」と言った。

光男と琴美の2人だけの短期間の生活は、明日で終わる。
明日の夕方には、琴美の両親が車で迎えに来るのだ。

シャワーからあがり、アイスクリームをほおばる琴美を見て光男は思った。
楽しい2人の生活も、明日で終わりだな。1週間の短い間に、琴美ちゃんの身体を楽しめてよかったぜ・・・
お漏らしで泣いたハプニングもあったけど、それは口止めに使えそうだし、結果オーライだ。

「アイスクリームもう1個食べるかい?」
今食べているのはミニタイプの物で、人によっては物足りないサイズだ。
「うん、食べる!今度はストロベリーのがいい!」
「今度はストロベリーだね。冷蔵庫から取ってくるよ」

-----すっかり落ち着いたようだな・・・
2個目のアイスクリームを食べてる琴美を見て、光男は安心したのだった。

次のページに進む

(前のページに戻る場合はブラウザで戻ってください)

小説のページINDEXに戻る

サイトトップページに戻る


モカの夜更けのティールーム
https://moka-tearoom.achoo.jp/